2009年6月25日、私たちはNPO法人レインボー国際協会を離れ、一般社団法人ピュア・ハート協会を立ち上げました。 なぜ新しい団体が必要だったのか、一言でいえばレインボー・ホームを立ち上げたとき の初心に帰り、原点を見直したいと思ったからです。
私たちは、貧しい子ども達を助けたいという国際協力の目的だけでインド・コルカタにレインボー・ホームを創ったのではありません。あくまでマザー・テレサの精神を基本として生きていきたいのです。
私たちは 1985 年から、ピュア・ハート企画主催の『インド心の旅』として、マザーの精神を学ぶという目的で、スタディー・ツアーを実施してきました。その旅での施設のボランティア活動を通じ、私は、「『自分は独りぼっち、誰からも顧みられていない。私は生まれてこなければよかった』と思って生きてきたのは、他でもない自分自身だ」と気がつきました。親がいないわけでも、経済的に苦しいわけでもない私が、贅沢な悩みと思われるかもしれません。でも私自身がいつも愛を求めてさまよう精神的な孤児だったと気がついたのです。ホームのほとんどの子どもたちには、貧しいながらも片親が存在しています。経済的な理由で親に見放された経済的な孤児と、愛に不器用な精神的孤児が一緒に愛を学ぶための『心の学校』として、ホーム(家庭)を創らせていただいたのです。レインボー・ホームでの活動は、断じて、持っている者が持っていない者に対する施しではありません。
私の師であり、私がインドに行くきっかけを下さった意識教育研究所の波場武嗣所長は次のようなきれいな詩を提唱していました。
いのち それは光であり 法であり 愛である
人は愛を学ぶために生まれ 生かされて生きるいのちである
当団体の根底にこのポエムがあります。貧しい人たちの為に何かをしてあげたいと思うことは大切なことですが、このポエムの意味を考えずに単に貧しい子ども達を救いたいと思うことは、私たちがレインボー・ホームを建設した動機ではありません。
これまでレインボー・ホームを訪れ、子ども達の世話をしたり、一緒に遊んでくれたたくさんのボランティアさん達が皆、「レインボー・ホームの子ども達は私に幸せを与えてくれた。愛を教えてくれたのはあの子ども達だった。」と感想を述べてくれます。「自分は貧しい子ども達に何かしてあげたいと思ってここに来たけれど、してもらっていたのは私の方だった」と。
マザー・テレサがいつも私たちに話してくれた言葉があります。 「あなたたちは何のためにコルカタに来ましたか?ボランティアのためだと思わないでください。あなたがお世話していると思っている貧しい人、一人で生きていけない人たちは あなたの最も大切な人なのです。その大切な人に直接触れている喜びに気づいてください。 ボランティアされているのはあなた達なのです。」マザー・テレサが貧しい人たちや報われない人たちのために行った献身的な活動は、多くの人に感動を与えました。今ではマザー・テレサは宗教を越えて多くの人に慕われています。けれども、そうしたたくさんのことを、彼女自身は決して慈善活動とは思っていませんでした。そうした活動こそマザー・テレサの喜びであり、生きがいだったからです。
私達の団体の活動も、マザー・テレサに倣い、私たち自身がそこに喜びを見いだし、生き生きと生きるための原動力でありたいと思います。
創立者 五十嵐 薫
一般社団法人 ピュア・ハート協会
〒183-0027 東京都府中市宮西町5-6-2 アローランドマンション203
連絡先:〒183-0051 東京都府中市栄町2-21-2 ドエルアクシオン505 五十嵐方
E-mail:pureheartkyoukai@yahoo.co.jp
電話:042-362-2323 / 携帯:070-3840-2414
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から